銀行・保険・証券等金融機関で働く人は「銀行業務検定試験」をご存知ですか? こちらの記事では、銀行業務検定試験の中から「CBT年金アドバイザー3級・4級」について、試験の出題形式や受験資格、受験費用を解説します。特に渉外担当者、窓口担当者はチェックしてくださいね。
CBT年金アドバイザー3級・4級とは、どんな資格?
CBT年金アドバイザーとは、渉外・窓口の担当者などを対象とした民間資格です。顧客からの年金相談に応じるための基本的知識と実践的応用力について、習得程度を測定します。3級と4級とでは、3級の方が難易度の高い級数です。
CBT年金アドバイザーは「銀行業務検定試験」の内のひとつの資格試験です。銀行・保険・証券等金融機関の行職員を対象に、業務の遂行に必要な実務知識および技能応用力についてその習得程度を測定することを目的として、1968年2月に創設されました。
学ぶ知識・技術
CBT年金アドバイザーの3級と4級の資格を取得するためには、試験に合格する必要があります。
CBT年金アドバイザー3級
CBT年金アドバイザー3級の試験は下記のように構成されています。
- 出題形式
- CBT五答択一式 30問、CBT事例付五答択一式 10事例20問
- 試験時間
- 120分
- 科目構成
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- 基本知識(30問)
- 技能・応用(10事例20問)
- 科目構成の内容
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- わが国の社会保険制度とその仕組み
- 年金制度とその仕組み
- 年金給付の種類と支給要件
- 企業年金・個人年金の仕組みと要件
- 年金請求手続きと年金受給者の手続き
- その他
- 合格基準
- 100点満点中60点以上
CBT年金アドバイザー4級
CBT年金アドバイザー4級の試験は下記のように構成されています。
- 出題形式
- CBT三答択一式50問
- 試験時間
- 90分
- 科目構成
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- 年金の基礎(30問)
- 老齢給付(10問)
- 障害・遺族給付(6問)
- セールス・その他(4問)
- 合格基準
- 100点満点中60点以上
CBT年金アドバイザー試験で目指せる職業、就職先は?
CBT年金アドバイザー試験は、銀行・保険・証券など金融機関に勤める人におすすめの民間資格です。
CBT年金アドバイザー試験を取得するとどんな悩みが解決できる?
CBT年金アドバイザー試験を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- CBT年金アドバイザー試験が解決できること
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- 金融機関の業務に関する知識が身に付き、サービス向上につながる
- 金融機関に勤める人のスキルアップにつながる
CBT年金アドバイザー試験の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
CBT年金アドバイザー試験の受験資格には、3級・4級のいずれにおいても制限はありません。
取得にかかる費用
CBT年金アドバイザー試験の受験料は、3級と4級で下記のように定められています。
- 3級:5,500円(税込)
- 4級:4,950円(税込)
CBT年金アドバイザー試験の日程
CBT年金アドバイザー試験は、6月から3月を目安として実施されます。試験会場は全国の共通会場(テストセンター)です。
CBT年金アドバイザー試験はどんな人におすすめの資格?
CBT年金アドバイザーは、銀行・保険・証券等金融機関などの渉外・窓口担当者を主な対象として創設された試験であり、業務に関する基礎知識固め、スキルアップに役立ちます。ファイナンシャルプランナーや中小企業診断士等の有資格者が、スキルアップとして受験するのもおすすめです。
- CBT年金アドバイザー試験の資格取得がおすすめな人
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- 銀行・保険・証券等金融機関などの渉外担当者
- 銀行・保険・証券等金融機関などの窓口担当者
- ファイナンシャルプランナーの有資格者
- 中小企業診断士の有資格者
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
CBT年金アドバイザー3級の資格を認定しているのは、銀行業務検定協会です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:CBT年金アドバイザーは金融業界で働く人におすすめの資格!
CBT年金アドバイザーは、渉外担当者や窓口担当者におすすめの民間資格。さらにファイナンシャルプランナーや中小企業診断士も、スキルアップの一環としてCBT年金アドバイザーをチャレンジしてみてはいかがでしょう。
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