さまざまな業界・職種でロボットの活用が進んでおり、産業用・非産業用ロボットについて理解を深めたい、という人も増えていますよね。この記事では「ロボットクリエイター認定試験」について、1級・2級・3級の出題範囲などを解説します。
ロボットクリエイター認定試験とは、どんな資格?
ロボットクリエイター認定試験とは、ロボットに関する知識を測定する民間資格です。今やロボットは産業用・非産業用と幅広く開発されており、あらゆる業界で活用されています。ロボットを活用することで、業務の効率化や安全確保、新商品開発など、さまざまなメリットを得られるため、多くの企業がロボットに関心を抱いています。
一方で、ロボットには何ができるかはまだ十分には浸透していません。ロボットクリエイター認定試験を通して、ロボットの基礎知識や構成技術、ロボットができること、ロボットの活用現状や活躍を学べます。
ロボットクリエイター認定試験には、1級(ビジネス上級)・2級(一般/中級)・3級(学生・一般/基本級)の級数が設けられています。
学ぶ知識・技術
ロボットクリエイター認定試験を取得するためには、各級で試験を受検して合格する必要があります。
1級
1級試験の合格基準は、100点満点のうち80点以上です。
- ロボットの基礎知識
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- ロボットの定義・分類
- ロボットの歴史・市場
- メーカーの世界地図
- ロボットを構成する要素技術
-
- 3要素技術とは
- 内・外界センサー
- 知能・制御技術
- 伝達・移動機構
- 材料・技術
- バッテリー・最適化
- 産業用ロボット
-
- 溶接・塗装・組立・搬送・成型
- 医療・福祉分野
- 生活支援
- 非産業用ロボット
-
- コミュニケーションロボット
- パーソナルロボット
- ヒューマノイド
- ドローン・航空機
- 新戦略アトラクション
-
- ロボット大国の実現
- ロボット革命
2級
2級試験の合格基準は、100点満点のうち70点以上です。
- ロボットの基礎知識
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- ロボットの定義・分類
- ロボットの歴史・市場
- ロボットを構成する要素技術
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- 3要素技術とは
- 内・外界センサー
- 知能・制御技術
- 伝達・移動機構
- 材料・技術
- バッテリー・最適化
- 産業用ロボット
-
- 溶接・塗装・組立・搬送・成型
- 医療・福祉分野
- 生活支援
- 非産業用ロボット
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- コミュニケーションロボット
- パーソナルロボット
- ヒューマノイド
- ドローン・航空機
- 新戦略アトラクション
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- ロボット大国の実現
- ロボット革命
3級
3級試験の合格基準は、100点満点のうち70点以上です。
- ロボットの基礎知識
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- ロボットの定義・分類
- ロボットの歴史・市場
- ロボットを構成する要素技術
-
- 3要素技術とは
- 内・外界センサー
- 知能・制御技術
- 駆動技術
- 産業用ロボット
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- ものづくりロボット
- 医療・福祉分野ロボット
- 非産業用ロボット
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- コミュニケーションロボット
- パーソナルロボット
ロボットクリエイター認定試験で目指せる職業、就職先は?
ロボットクリエイター認定試験を取得すると、産業用ロボットメーカーや総合電機メーカーの就職・転職で自己アピールにつながるでしょう。ただし、就職につながるためにはICTやプログラミングなどに関する専門知識や経験を有していることが求められます。
ロボットクリエイター認定試験を取得するとどんな悩みが解決できる?
ロボットクリエイター認定試験を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- ロボットクリエイター認定試験が解決できること
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- ロボットによる業務の効率化や生産性向上に寄与できる
- ロボットを活用した業務改善や戦略立案ができる
- 人間では難しい作業の達成をサポートする
ロボットクリエイター認定試験の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
ロボットクリエイター認定試験の受検資格は、公式HPを確認してください。
取得にかかる費用
ロボットクリエイター認定試験の受検費用は、各級で下記のように定められています。
- 受検費用
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- 1級:10,000円(税抜)
- 2級:8,000円(税抜)
- 3級:5,000円(税抜)
ロボットクリエイター認定試験の日程
ロボットクリエイター認定試験の試験日程は、公式HPを確認してください。
ロボットクリエイター認定試験はどんな人におすすめの資格?
ロボットクリエイター認定試験は、ロボット開発に携わる人におすすめの資格です。エンジニアやプロジェクトマネージャーは、アイデアや制作管理のおいて、資格取得で習得した知識を役立てることができるでしょう。
これからロボットを活用して業務の効率化や生産性向上をしたいという人にもおすすめです。
- ロボットクリエイター認定試験の資格取得がおすすめな人
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- ロボット開発に携わる人
- エンジニアやプロジェクトマネージャー
- 業務改善に取り組みたい人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
ロボットクリエイター認定試験を主催・運営しているのは、一般財団法人 全日本情報学習振興協会です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:これからの時代のロボットクリエイターになりたい人に!
ロボットクリエイター認定試験は、ロボット開発者はもちろんですが、ロボットを活用してDXを推進したい人にもおすすめです。興味がある人は受験を検討してくださいね。
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